久良伎能舞台
今までたくさんの試行錯誤を繰り返してきたけれど、それはもしかしたら僕の音楽の居場所を探していたのかもしれません。ライヴハウスも好きですが、僕は幼い時から対人恐怖が強くて、注目を浴びると逃げたくなります。そんな時、僕は、何か僕ではない誰かを演じているような感じがしてライヴが終わった後、自分が自分でない、宙を歩いているような違和感を感じていました。でも、人々の視線が僕以外に向けられている時、僕は、より僕らしくいることができました。教会みたいなところも好きです。そこでは人々が神様の方を見ています。僕も一緒に神様を見ることができます。でも今、新しい場所が見つかりました。久良伎というところです。横浜にある能舞台ですが、ここで何度か演奏させていただきました。ここでは、何か神聖なもの神秘なものを感じ、時には自分のような汚れたものがいるべきところではないというような気おくれを感じることもありましたが、いつもお庭の佇まいには癒されていました。このお庭で僕の音楽を流していただけるのはとてもありがたいです。まだ、音響の設備は完成してないようですが、出来上がったら行ってボケーっとしたいです。
久良伎能舞台 花頭窓 http://kuraki-noh.blogspot.com
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